寒中雑詠 令和6年1月18日 山本孝夫
野良猫が息子以上に来てくれる
野良猫も人恋しいか顔見せる
野良猫にやる餌探す冷蔵庫
何よりも嬉しい電話教え子が
70年昔の教え子目に浮かぶ
教え子が集いに招くと電話する
老い来たり厳しい人生受け入れん
今日も又カレーライスですまそうか
毎日の交信楽し同級生
卒寿すぎハムレットに挑戦す
生か死か誰にとっても問題だ
杜甫の詩は流浪の人生詠うもの
長江に浮かべる舟で逝きし杜甫
水中の月取らんと李白死す
人は皆母から生まれ死處は別
大地震家の下敷き哀れなり
これ迄の地震の全て予想外
是程に地震の予知の難しさ
神様は人智を時々揶揄なさる
AIも神から見たら遊び事
人間は謙虚になって幸せだ
生きるとはあの世への道辿ること
あの世への道の途中で幸不幸